エドベンチャー質問箱

回　答

土岐 帆隊員

りょうまくんへ、

お便りありがとう。

カナダは世界で２番目に大きな国ですが、人口は日本の５分の１くらいです。だから動物たちの住める場所がたくさん残っています。
クマやオオカミのようなホ乳類の仲間は２００種類くらいがカナダに住んでいるそうです。その中には陸に住む動物だけでなく、アザラシやクジラなどの海に住む動物もいます。羽が生えている鳥の仲間は４００種類以上がカナダで見ることができます。
トカゲやヘビのような爬虫類（はちゅうるい）、カエルやイモリのような両生類、トンボやチョウのような昆虫、サケやヒラメのような魚の仲間もたくさんいます。

でもいまぼくたちがいる北極圏はカナダの中でも特に寒く、生き物にとってはとてもきびしいところなので、そこで生きている動物の種類はあまり多くありません。　北極圏は４月になっても冷凍庫の中のように寒いところですが、それでも少しづつ暖かくなっています。ジャコウウシの子どもはまだ零下３〜４０度の気温の中で生まれてきます。氷のはっている海でもアザラシの赤ちゃんが生まれています。氷が重なり合って屋根のようになっている下に海から上がれる穴があって、そこでこどもを生むのです。真冬の間に雪の下の巣穴で生まれたシロクマの赤ちゃんがお母さんと一緒にはじめて外に出てくるのもちょうど今頃です。
後２ヶ月ほどすると南からたくさんの鳥たちがやってきて子育てをします。中には南極圏やアフリカから１万５千キロ以上もの距離を飛んでくる鳥たちもいます。

カナダにいるワシは、頭が白いハクトウワシというワシや、日本にも同じ仲間がいるイヌワシなどがいますが、いまぼくがいるほど北までやってくるワシ・タカの仲間はシロハヤブサというハヤブサの仲間くらいです。

とてもかっこいい鳥です。パパに頼んでインターネットで写真を見つけもらってください。

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