エドベンチャー質問箱

回　答

大場 満郎隊員

ジャコウウシは野生の動物で、人間が近づこうとしても、200mぐらい離れていても警戒して逃げていってしまいます。これまでの旅では、匂いがするほど近づくことは出来ませんでした。

土岐 帆隊員

ジャコウウシは8−9月の交尾の時期にオスが強い臭いをだします。　このときはかなり離れたところからでもその臭いをかぐことができます。　今回の冒険の時期は交尾の時期ではなかったので、大場さんも臭いはあまりわからなかったと思います。

また彼らの臭いは悪臭ではありません。　人によって感じ方はちがうと思いますがが、いやな臭いという感じではないですよ。　この時期は大人のオスは「ハーレム」とよばれるメス数頭を従えたグループをつくり、自分のハーレムに近寄ってくるほかのオスには攻撃的になります。ツノのベースの部分を激しくぶつけて闘うこともあります。だからジャコウウシのツノはそのショックが頭蓋骨に伝わりにくいような構造になっています。　でも強い臭いは、他のオスに対する「近づくな」というサインの役割もあるのだと思います。