ペミカンとは北米インデアンが携帯食として用いた食糧の名前です。その製法は干し肉に脂肪、
干しブドウなどを混ぜて固めて作ります。ペミカンの特徴は保存性が高く、
高エネルギーであることから近年では登山家や冒険家の食糧として用いられています。
ペミカンがどんな食べ物かわかりにくいと思いますが、
市販されているコンビーフのようなものがペミカンに一番近いのではないでしょうか。
しかし、隊員の皆さんが食べているペミカンは本来のペミカンとは形状も食材も異なっています。
今回の冒険の場合、長期間同じものを摂取するわけですから本来のペミカンの製法では栄養的には偏りを生じてしまいますので栄養的に改良して調製してあります。
大場さんのペミカンは、牛肉を主体に緑黄野菜や芋類、豆、チーズ、オイルなどを加えたシチュー状のものを、軽量化と保存性を高めるために凍結乾燥してあります。
それにお湯を加えてシチューのようにして食べます。
大場さんは朝と夜このペミカンを食べ昼はチョコレートをベースにしたエネルギー・バーを食べ、
一日のエネルギー量は6000Kcal以上摂取し冒険を続けているわけです。
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