グリーンランドの北の方では、狩りには、銃の他に以下のものも使います。
網:海氷の下に網を張って、アザラシを捕まえます。
虫取り網の大きいもの:岩場に隠れて、飛んでくる海鳥(アッパリアス)を捕まえます。子供達も上手に捕まえます。
罠:@ 触るとパチンと挟む罠でキツネを捕まえます。
A テグス(釣りに使う糸)を輪にして、走ってくるウサギを捕まえます。
この罠は太陽が昇らない暗い極夜の時期に使います。
釣り竿:海氷に穴をあけ、オヒョウを釣ります。
カムタホ:これは、白い布(50cm四方くらい)のものを、小さなソリの上にヨットの帆のように張ったものです。
春先には海氷上にアザラシが日光浴をしています。エスキモーの猟師は、アザラシに見つからないように、
白い布の後ろに隠れながら、アザラシに近づきます。100m程の距離まで近づいたら、銃でアザラシを仕留めます。
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