2004年4月1日

前日も慌ただしく準備に追われ、寝不足のままの出発となった。ここ数日は興奮と不安のためか寝れない日々が続いた。 11:35分成田発のコペンハーゲン行きに乗る。飛行機に乗ってから少し落ち着くことができた。 11時間ちょっとでフランクフルト空港に到着。

フランクフルト空港では全日空の方が案内してくれたので、コペンハーゲン行きにスムーズに乗り換えすることができた。 現地時間で夜の22時頃コペンハーゲンに到着。その後ホテルに向かい、シャワーを浴びてすぐに寝る。

翌朝はチケットの受け取りと荷物が飛行機に乗るかどうかの確認のため、朝7時にホテルを出る。 朝食はバイキングだった。こちらに来るとやっぱり肉がおいしい。今朝もカリカリのベーコンやハムがおいしかった。 荷物は今日の便に乗ることになっていると確認を取る。安心してチェックインし、飛行機を待つ。 待っている時に、我々の荷物が飛行機の脇に置いてあるのを見て少し安心する。

11:05発コペンハーゲン−ナルサスアック行きの便で出発。4時間ほどでナルサスアックに着く。 機上から見るグリーンランドの風景はとても壮大で、これから縦断する内陸氷床のイメージも少しつかめた感じがした。 飛行場について、今回宿泊するユースホステルのジャッキーさんに会う。気さくないい人だ。


大場隊長と長谷隊員。ナルサスアック空港にて。

こちらの天候は比較的暖かく、着いたときはTシャツ一枚だった。しかしすぐに肌寒さを感じ、上着を着る。 気温はプラス2、3度らしい。

荷物を受け取るのは2時間後と聞き、一度ユースホステルへ。ここで問題発生!荷物が飛行機に全部乗らなかったらしい。 結局ソリ二台しか乗らず、その他の装備や食料はまだコペンハーゲンに置いてあるらしい。

このままでは一週間後のナルサスアック便まで待つしかなく、 他に手段がないかとグリーンランドに住む日本人のサキコさんに相談する。 サキコさんは数年前に現地の男性と結婚し、現在グリーンランドの東海岸に位置するアンマサリックという村に住んでいる。


ユースホステルに到着後、早速メールをチェックする長谷と宮下。

結局、明日コペンハーゲンからカンゲルスアックまで運び、その後チャーター便でナルサスアックまで飛ばしてもらうことになった。 輸送費が余分にかかるが、背に腹は変えられないので仕方がない。天候さえ良ければ、今週の金曜日か土曜日には着くことになった。

    


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