2008年4月25日
カナダの首都オタワから、ヌナブト準州の州都イカルイトへ
約一ヶ月の空白のあと、再びヌナブトに帰ってきた。春とはいっても、まだ雪が降り海の凍るヌナブトの春。
ファースト・エアーの飛行機。他にも、カリブー、白ふくろう、ベルーガ、イヌクシュク、ドラムダンサーなど、いろいろな種類がある。
上空から見ると、見事に整理されているオタワの町並み。
イカルイト(Apexという郊外の村)が見えてきた。
「たくさんの魚」という意味を持つイカルイトの人口は、聞く人によってまちまちの答えが返ってくるが、だいたい6千人〜8千人くらいだということ。年々増加していることは間違いないようだ。都の特性として、各地から人が集まってくる。ヌナブト各地からだけでなくて、カナダの南のラブラドール地方から出稼ぎに来ている人も多いし、市街地のレストランの厨房では、早口の広東語までも飛び交っていた。チャドルを着た女性たちも見かけた。
ヌナブト立法議会の紋章 カリブー、イッカク、イグルー、イヌクシュク、オイルランプなど、イヌイットの文化を象徴するものがモチーフにされている
フロビッシャー・ベイ
海から見あげた、丘の上の家々
人口が増加しているもう一つの理由は、子供たち。ヌナブトは1999年に成立したばかりのカナダで一番新しい準州で、それを構成する人々も、まだとても若いのだ。
宮下 典子