宮下典子隊員の日誌

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2008年5月12日

イグルーリックへ

大場さんがユーレカを出発して、ひと段落したところで、私も他の村に移動することにした。どこがいいかと出会った人達に聞いてみると、返ってくる答えはポンド・インレットがダントツに多かった。その中で、イヌイットの文化の中心地といったらイグルーリックだね、という人がいて、興味を引かれた。イグルーリックは、カンヌ国際映画祭で賞を受けた映画「Fast Runner」が撮影されたところでもあり、イヌイットの口承文化の保存に熱心でもあるところだそうだ。

4000年も前から人々が暮らしているというから、古都の趣きもあるかもしれない。イグルーリックに行きたいと心が動き始めたときに、とどめをさしたのが、空港で働くアルセーヌのこの一言だった。

「イグルーリックでは、たくさんの人が道を歩いているよ」


元気なイグルーリックの子供たち

新しいそりを作っているところ。今は犬ぞりのチームを持っていないけど、子犬がたくさん産まれたら、しっかり育ててチームを持ちたいそうだ。

左上のUFOのような建物は、リサーチ・センター

イグルーリックには、このような遊び場が4つある。

宮下 典子

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