宮下典子隊員の日誌

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2008年5月17日

結婚式

この週末は、75キロ北に離れたとなりの村、ホール・ビーチとフィッシング・ダービーが行われるはずだったが、天候が思わしくないので中止になった。月曜日は英国のビクトリア女王の誕生日を記念した祝日に当たるので3連休となり、季節がいいので遠出をするのを楽しみにしていた人達も多かったようだが、あいにく連休のイグルーリックは、濃い霧に包まれていた。

そんな静かな午後、村の小さな教会で、チャーリーとシルビアの結婚式がとり行われた。前の晩遅くに会ったときに新郎のチャーリーは、ぐるぐる巻いたホースを抱えながら、明日結婚するから車をきれいに洗うんだと、生き生きとした表情で言った(雪が溶けるこの季節は、道路がぬかるみ、どの車も泥で洗ったようになっている)。

あたたかな、いい結婚式だった。チャーリーの母親が賛美を歌い、出席者がお祝いを述べたり、握手したり、抱きしめたりしながら新郎新婦の晴れの日を祝った。
チャーリーが、ポロポロと幸せな涙を流して、男泣きに泣いていたのが印象的だった。

宮下 典子

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