大場満郎隊員の日誌

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2008年5月26日

ヘイゼン湖(Lake Hazen)

今、ヘイゼン湖の氷の上を歩き、テントを張り、寝ている。北緯81度38分から北東に延びる細長い湖で、標高170m程の所にある。エルズミア島の山々の氷河から流れ込んでくる水を湛えている。南西部のナギルス川などを通って、カンデラーフィヨルドへ流れていく。

湖、山々がとても美しく、夏には観光地として人々が多く集まり、キャンプをすると聞いている。 今は、氷の上に雪が10cmから20cmほど積もり、山々も含め、真っ白な冬景色である。いるのは私一人だけである。

ここも暖かくなって、気温が朝は−6〜−8℃、日中は0℃になっている。氷上に10cmから20cmほどの雪が積もり、ザラメ状になっている。キツネが横断している足跡がいくつも残っており、かなり雪が深くて、足がもぐった跡である。国立公園にもなっている。

大場 満郎

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