2004年4月14日

出発して今日で、今日で10日目だ。今回のルートは、まっすぐ北上するものだったが、 ソリの重さ(110kg)と登り坂の連続で、一日の距離も10kmも進めない連続だった。 等高線沿いに西へ進み、北へ進む方向をとれば、平坦な雪原なので、変更することにした。


晴れ渡った空、出発前。

この時期、グリーンランド南部は風が強くなるとの事(太陽が高くなっているので)だ。 12平方メートルのセールでは滑りすぎて南西に持ってゆかれる。 したがって8平方メートルのセールでやってみる。これでも南西に流されてしまう。 そこで、4平方メートルの一番小さいセールを使ってみる。強い風の時にはスイーと20〜30m滑ってくれ、 柔らかな雪のところに来ると、止まってしまう。 そこで少し力を入れ、スキーを前へ出して引くと、又、滑るというやりかたで前進している。

内陸氷床は、大陸に厚い氷が堆積しており、その表面は雪に覆われている。 この辺の雪は柔らかく、深く、靴を履き歩くと、 くるぶしから上の方(10〜20cm)までもぐってしまう。 だからスキーなしでは重い。ソリを引き、歩くのは難しい状態である。


懸命に前へ進む長谷隊員。

私たちが歩いていると、小鳥が一羽飛んできて、私たちの周囲をチョコチョコ歩いたり、 空中でホバリングしたりしている。 白と黒のスズメより少し大きな小鳥だった。きっと私たちの跡をついて来たのだろう。 私たちは出発前に風邪を引いてしまい、体力も消耗してしまった。 せき、たんが出て、苦しい中、山の上り坂の前進はかなりきつく、 60歩進んでは息を整えながら前進するので、距離を伸ばせないでいる。 でも、あせらず、のんびり楽しくやるように話し合っている。


突然舞い降りてきた小鳥。

長谷君は比較的冷静で、着実に極地での生活を覚えてくれており、頼もしい限りだ。 厳しい環境下なので、自分のことは自分でやるのが基本であり、しかもお互い助け合い、 励ましあう努力、姿勢が大切なのである。 風邪も治りかけており、これからが旅の本番である。

    


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