グリーンランド・ハスキー
グリーンランドのイヌイットは、グリーンランド・ハスキー犬でそりを引き、海氷を走り、狩に、又移動手段にしている。
この犬たちはとてもたくましく、寒さに強く、走りながらうんこもするし、犬小屋などはなくても−40℃の外で雪にうずもり寝ている。
早朝、ソリを整理して出発の準備をする大場。
20年前に私はグリーンランド西海岸の海氷をそりを引いて歩き、世界最北の村、シオラパルクまで1,400kmを67日間かけて一人で歩いている。
この時、立ち寄った村々で犬を見て、ペットではなく、使役(しえき)犬として人間と犬の厳しい関係を目の当たりにしている。
当時、私の出発した村、カカッタの友人を冒険学校(山形県)に招き、犬を連れてきていただいた。
今は、子犬が産まれ、母親より大きくたくましくなり、犬ぞりとして子供たちを乗せ、走り回っている。
狼(おおかみ)に近い犬なので、野性味あふれる中にも、人間との深い愛情により、
グリーンランドから遠く離れた日本でも楽しく暮らしているようである。
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