2004年5月16日

今日、雪の温度を測るためにシャベルで雪に穴を掘る。幅50cm深さ40cmほど掘ったら、突然ガツッと硬い雪面に突き当たる。 この雪は、去年の夏に溶け、寒くなり、硬く締まったものであろう。とすると、今年は40cm近く積もったということになる。 果たして一年で40cmも積もるだろうか?


雪温とpHを測るため穴を掘る。

この辺は、雪面状態が鏡のようにまっ平らな地帯である。 サスツルギも多くなく、特に風が強い地帯とも思えない。場所によって、積雪量(せきせつりょう)は違うだろうが、 一年間でどの程度の雪が増えるのか、また減るのか、興味のあるところだ。


140cm程の穴掘りに成功。バンザイ!

地球温暖化現象の影響により、氷床に降雪をもたらし、海岸の氷河の末端では氷河が後退するという現象が起きているのかもしれない。 イヌイットの人に聞くと、氷河の後退や海氷が凍らないという話を聞くが、凍る年もあるし、 これは地球のサイクルでしょう、と言っている人が多い。 地球の温暖化現象を的確に知るのは、かなり難しいことだと感じている。

    


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