虹
昼ごろ上空を見上げると太陽をはさむ形で虹が出ている。それも三日月のように左右にぽつんと見え、
しかも太陽と二つの虹を結ぶように雲の輪が丸くなって大きく円を描いているではないか。
地図を広げ、コンパスを用いて方向を確認する大場。
今まで何度か極地に来ているが、始めて見る光景だった。雲の輪は土星のように太陽を包み込むように円周をつくっており、
ビデオでも撮影したし、実に感動的であった。虹と溶け合うように光が輝いており、これは太陽が反射しているようであり、
サンドッグ(幻日)とは違うのだろうか。太陽の真上には幻の太陽は見えなかったので。
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