2005年2月17日

極地到着

時差のせいであろう、3時ごろには目が覚め、寝たり起きたりの繰り返しだった。 5時に起きてシャワーを浴びて、準備をした。8時にカフェで朝食をとった後、エドモントン空港へ向かった。 ケンブリッジ・ベイへ飛ぶ便は11:30発で、しかも国内線だが、何があるか分からないから9:00にはホテルを出た。

チェック・イン・カウンターでは手荷物を22kg以内にしなければならず、カウンター前で荷物の入れ替えをした。 カナダは更に手荷物チェックが厳しいと判断して、携帯用の工具セットも貨物室行きの荷物に入れた。 しかし、手荷物チェックでは、意外なものが引っかかってしまった。それは、電気コードなどを束ねる際に使うタイナップである。 これを、エドモントン空港からレゾリュートのホテルへ郵送するよう指示を受けたが、 再度チェック・イン・カウンターへ持っていって貨物室へ積んでもらえるよう交渉したら、すんなり事が進んだ。

Canadian North 5T446便に乗り込むと、機内は10人もいなかった。上空から見ると、窓の下は真っ白である。 大場さんから、上空からみた雪の状態の説明を受けながら約1時間40分乗るとイエローナイフに着いた。 ここは、オーロラ・ツアーで有名なところである。

イエローナイフの空港内にて

イエローナイフ空港で約30分待機した後、同じ飛行機でケンブリッジ・ベイへ向かった。 1時間28分のフライトで、15:23にケンブリッジ・ベイに到着すると、いよいよ荷物の重量オーバーという心配事が待っていた。 しかし、8人乗りのビーチ・クラフト99には、我々4人以外にたった1人しか乗らないということだった。 そのせいか、何をとがめられるわけでもなく、明らかに規定の倍はある重量の14個の荷物がチェック・インされた。 これで全員がほっとした。ここでうまくいかなかったら、荷物だけ明日以降に送ってもらわなければならなかった。

ケンブリッジ・ベイからレゾリュート・ベイまで乗ったビーチ・クラフト99
(Kenn Borek Air 1296便)

日が沈んだ後、ケンブリッジ・ベイからKenn Borek Air 1296便が16:30に離陸した。 今度は、乗務員もいない、ジュースのサービスもない2時間のフライトだった。 このフライト中に、時差が更に−1時間になった。機内では、みんな疲れて寝てしまった。

遠くに見えるオレンジ色の電気が、レゾリュート到着を知らせてくれた。 19:30に着くと、空港では、Inns Northのルーカスさんが迎えに来てくれていた。 空港からホテルへ向かう途中、気象センターへ寄ってくれて、衛星写真などを見せてくれた。 世界中から多くのエクスペディションがやってくる、ここレゾリュートには不可欠な施設であろう。 私も今後、ここから多くの情報をもらって、エクスペディション・メンバーに安全と安心を伝えたい。

ホテルに着くなり食事を提供してくれた。出てくるものの量は多いし、大きさもでかい。 腹いっぱいになったところで、まずは個人の時間を優先し、それぞれ休むことにした。

小林丈一    


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