CO-OP
今日の準備も、ガレージで行なった。昨日開封したソリに、荷物を各個人ごとに分けていくことが中心だった。
ホヴァートとステパンは、カメラやビデオでの記録をとりながら準備を進めた。
大場さんと私が何とも思わないような事柄でも、二人はカメラに収めていく。
現地入りして、我々4人の気持ちは高まり、4人の雰囲気もより一層良くなっている。
夕方は、みんなでCO-OPへ買い物に行った。ここでも、ホヴァートとステパンは子供たちを見つけては撮影に余念がない。
CO-OPは、非常に小さく最低限の物しか置いてないが、多くの人々が集まる。
我々が宿泊しているホテルのカフェにも、人びとが集まっているが、何もない町の溜まり場的存在なのだろう。
我々は、日に3度の食事をホテルで摂っているが、量が多くて食べるのが大変である。
今日は、近くに座っていた子供にサンドイッチとポテトフライを半分あげた。
エクスペディションの3人は、たくさん食べてエネルギーを蓄えなければならない。
しかし、私はずっと町に滞在するので、このままでは太ってしまう。
ステパンは172cmだが、食が細い。食べ物が口に合わないのではなく、あまり食べないのだ。
その代わり甘いものが好きで、コーヒーなどには砂糖を3つ4つ入れる。
彼の前歯2本が金歯である理由は、そこにあるのだろう。
ホヴァートは、いつも「It's good」と言って満足そうに食べる。彼は、日本に滞在中も何でも食べた。
ハンバーガーよりも弁当を好んで食べたし、納豆さえ何の抵抗もなく食べた。
大場さんは納豆飯が大好きだが、湿気が少ないこの土地では食べたいと思わないらしい。
むしろ、現地の食べ物で満足している。しかし、エクスペディションが終わって帰国間際になったら、日本食が恋しくなるだろう。
食べ物は、気候風土と密接に関係している。
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CO-OP内で、近所の子供たち
左からホテルで食事を作ってくれるマータの孫
ホテルの責任者ルーカスの長女と次女
不明
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小林丈一
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