2005年3月16日

遠征隊の見る景色

今朝は9:35に遠征隊から電話があった。位置は北緯82度53分・西経70度50分で、約4kmの前進。 天候は晴れで、南から弱い風が吹き、気温は−27℃ということだった。

本来、風が吹いてパラセールが使えれば100km以上進むことが可能であるし、 それを前提に食糧や燃料を準備している。 しかし、このままでは600km先の補給地ユーレカ(Eureka:アルキメデスが、王冠の金の純度を測る方法を発見した時に叫んだギリシャ語の叫び声「見つけたぞ!」「わかった!」が由来)に着く前に食料や燃料が尽きてしまう。

どの方向を見ても真っ白な世界

ワード・ハント島からユーレカへ向かう飛行機から撮影
北極海から少し南へくると小さな島々と山が連なる。

ユーレカでの朝日
この時期、北極圏の太陽は高くまで上がらず、地平線上を転がるように移動する。 朝焼けは、そのまま夕焼けに変わって沈んでいく。

小林丈一    


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