2005年3月15日

困難な遠征隊前進

朝9:50に、遠征隊から連絡が入った。かなり疲れているようだ。 遠征隊は、北極海上から内陸に入って山に挟まれた谷を歩いている。 しかし、登り斜面も出てきたし、雪が深くなってきたので、100kgを超えるソリを引くのが大変だと言う。 日に5〜6km進むのがやっとのようだ。このままでは、約600km先のユーレカまで2ヶ月かかってしまう。

そこで、ユーレカ以北にいる遠征隊まで補給物資の追加要請が来た。 ユーレカには、人が住んでいるわけではない。しかし、気象観測基地があるため空港がある。 軍事的にも重要なところらしい。ここレゾリュート・ベイからユーレカまでは定期便がないので、 仕事でヨーレカへ行く人が乗る便に、補給物資も一緒に乗せてもらうのがいいようだ。

今日の写真は、色々紹介する。

ジェイソンはCO-OPで働き、その後私が泊まっているホテルでハウス・キーパーとして働いている。 右奥にはアイス・クリームの表示が見える。 こんな寒いところでアイスを食べる人がいるのか不思議に思うかもしれないが、 もちろん夏は20℃まで気温が上がるし湿度が低いため結構喉が渇くのである。

村の中では、4輪バギーもまれに見ることができる。

アメリカから来ていたスポーツ・ハンター 彼はライフルではなく、この弓矢を使ってシロクマを射止めてきたばかり。矢の先には、シロクマの血が付いている。

何とも愛らしい男の子、ジョセフ(Joseph)

小林丈一    


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