国旗を掲げて
今日は、遠征隊が出発する5日前である。もう、全員が揃って準備をするようなことはなくなってきた。
それぞれが、個人の準備に多くの時間をとれるようになった。私は、最長で2ヶ月ほどここに滞在できるだろうから、
私が行うイヌイット民族や村の調査は、28日に遠征隊を見送ってからにする。
午後から、みんなで写真を撮った。全隊員(ノルウェー・ロシア・日本)の国旗と、
カナダ、そしてヌナブト準州旗の計5枚が極北の地にたなびいた。
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ここレゾリュート・ベイは、北極点などを目指す世界中のエクスペディションの拠点になる村なので、
過去に多くの国の人々が滞在している。
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国旗は、国のしるしと定められ、その国を象徴する旗である。本来は、その国旗を誇らしく掲げて当たり前である。
しかし、日本の場合、国旗に対して抵抗を持つ人が多いのが事実である。
小林丈一
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