2005年3月1日

QARMARTALIK SCHOOL

今日は、ホテル・マネージャーのルーカスに学校へ案内してもらった。 「クヮクマクタリク・スクール」と読むこの学校は、レゾリュート・ベイに住む幼稚園児から高校生までの72人が学ぶ。 年齢に合わせてクラス分けされており、知的に障害のある子供も同じ教室で学んでいた。

クラスのドアを開けさせてもらうと「ハイ!ジョー!」と、顔見知りの子供たちが叫んだ。 堅苦しさのない雰囲気だった。 アンジェリーンは、父ルーカスが来ていると知ると「ダッド(パパ)!」と言って抱きついていた。

応対してくれたブライアン校長先生とトレーシー先生は、教室一つ一つを丁寧に案内してくれた。 パソコン室には、スノーモービルで丘へ行ったときに出会った、「北九州で英語の先生をしていた」という女性がいた。 (詳しくは2月27日付日誌に記載)彼女は、高校生たちに授業をしている最中だった。 パソコン室は、村の誰もが利用できるようになっており、 しばらくここに滞在する私にも、「いつでも来てください」といってくれた。

これがイヌイット語(イヌクティトゥットゥ)
学校では、最初にイヌクティトゥットゥ(Inuktitut)を教えてから、英語を教えているという。

「QARMARTALIK SCHOOL」の帽子をもらったところで撮影
私は、日本の事務局と連絡をとるのに分かりやすくするため、 右腕にヌナブト時間・左腕に日本時間にセットした時計をつけている。 QARMARTALIKとは、古くにイヌイットが住んでいた家に使われた、 白鯨の骨で作った柱のことである。(詳しくは3月10日付日誌)

小林丈一    


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