QARMARTALIK SCHOOL
今日は、ホテル・マネージャーのルーカスに学校へ案内してもらった。
「クヮクマクタリク・スクール」と読むこの学校は、レゾリュート・ベイに住む幼稚園児から高校生までの72人が学ぶ。
年齢に合わせてクラス分けされており、知的に障害のある子供も同じ教室で学んでいた。
|
クラスのドアを開けさせてもらうと「ハイ!ジョー!」と、顔見知りの子供たちが叫んだ。
堅苦しさのない雰囲気だった。
アンジェリーンは、父ルーカスが来ていると知ると「ダッド(パパ)!」と言って抱きついていた。
|
応対してくれたブライアン校長先生とトレーシー先生は、教室一つ一つを丁寧に案内してくれた。
パソコン室には、スノーモービルで丘へ行ったときに出会った、「北九州で英語の先生をしていた」という女性がいた。
(詳しくは2月27日付日誌に記載)彼女は、高校生たちに授業をしている最中だった。
パソコン室は、村の誰もが利用できるようになっており、
しばらくここに滞在する私にも、「いつでも来てください」といってくれた。
|
これがイヌイット語(イヌクティトゥットゥ)
学校では、最初にイヌクティトゥットゥ(Inuktitut)を教えてから、英語を教えているという。
|
|
「QARMARTALIK SCHOOL」の帽子をもらったところで撮影
|
私は、日本の事務局と連絡をとるのに分かりやすくするため、
右腕にヌナブト時間・左腕に日本時間にセットした時計をつけている。
QARMARTALIKとは、古くにイヌイットが住んでいた家に使われた、
白鯨の骨で作った柱のことである。(詳しくは3月10日付日誌)
|
小林丈一
|