2004年4月6日

大場さん、長谷さんを見送ったあと、しばらくは力が抜けてしまいました。でも、休む間もなくベース・キャンプでの活動が待っています。

1ヶ月後の補給を目指して、ウマナックに補給物資を郵送します。 食料、衣類、予備のスキー、スキーセール、備品類など、段ボールにして10箱近くあります。


山積になった補給物資、中間地点で渡すことになっている。

2人と別れてから、ナルサスアックの人たちが、様々な面から協力してくれています。 ユースのJacky、Birgitte。 ホテル・ナルサスアックで働いているBerthaと、 彼女のパートナーで地元消防士のHugo。 Hugoの娘のAima、Uiloq。 パイロットのArne。


ユースホステルのオーナー、Jacky(ジャッキー)。


ジャッキーの恋人、Birgitte(ビルギッテ)。

縦断組の2人とは、朝と夕方に定時連絡を取っています。 緊急の場合以外は、2人からかかってくる電話を待つ、という体制です。 インターネットで、天気予報、風向きをチェックしておいて、電話で2人に伝えます。 電話の声はほんの一瞬遅れますが、鮮明に聞こえます。


移動型ベースキャンプの必需品、PC・イリジウム・携帯電話。

床に大きな地図を広げ、2人の移動距離を記しはじめました。 着実に進んでいることがわかると、嬉しさがこみ上げてきます。 内陸氷床2500kmの縦断は、まだ始まったばかりです。


インターネットでも確認するが、やはり手書きで書くと、実感がわく。

5日の午後から、ナルサスアックの天候もくずれ、2人のいる氷床の方角は、濃い霧に包まれています。 Jakcyによると、太陽が出れば雪がしまり、スキーセールで滑りやすくなるだろう、ということです。 天候に恵まれ、いい風が吹くようにとひたすら祈っています。


2人がいる氷床を望むも、霧がかかって何も見えない。

    


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